不定期コラム04「ブランケット」

無意識のルーティン。
そう思いながら、急いでスマホを握る。

冬の夜、静かなディナータイムが終わり、心に余裕ができると、いつもは気付かない小さなことにも目が行きます。そんな中、ふとした寒さが心に刺さりました。その日は偶然、一人で過ごしている店内で、普段とは異なる場所で食事をしました。寒さを感じ、一見些細なことではありますが、その時の経験が私に気づきを与えてくれました。

日常のルーティンに追われると、小さな変化やお客さまの視点を見落としてしまうことがあります。

冬場のタイ料理は弱い。
ディナーのタイ料理は弱い。

余裕のない時は、無意識にルーティンを繰り返して気を紛らわし。しかし、偶然のいつもと違う行動が、その日の冷え込む感覚を通して、お店を運営するうえで大切なことに気づきました。

ご来店いただいた皆さんの目線で感じることができ、こうした経験を積み重ねていくことが必要なのだと。すぐにスマホを握り、ブランケットを頼む。

何気ない瞬間や経験が、必ずしも成功や進歩に直結することはありませんが、自らの感覚や感受性に耳を傾け、それをお店の運営に活かすことこそが、長い目で見たときに大きな成果を生むのだと実感しました。

日々の変化に敏感になり、少しの違和感や不便さも重要なサインと捉え、お店のより良い環境づくりを今一度見直したいと思いました。

皆様も是非気付いたことがあれば、教えていただきたいと思います。冬は当店にとって厳しい時期ですが、今だからこそ余裕をもった改善をしていきたい。そんな風に思いました。

つたない文章ですが、手記までに。
皆さんに美味しいタイ料理と良い環境を提供できるよう尽力していきたい。本日もご来店心よりお待ちしております！

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